雨のち晴れー花と双極性障害の日々ー

双極性障害と共に生きる花の日々の記録。

双極性障害と仕事。働くということ。

私はお店屋さんが好きです。長年販売業を務めてきました。色々な品物を見たり並べたり、時にはそれについて説明したり。そんな仕事が大好きです。

けれど、どんなに好きな仕事でも、働きたくても、双極性障害の感情の波をコントロールできずに辞めなくてはいけなくなります。

度重なる失敗を受け一般就労は不可能だという判断が医師からくだり、そして自分自身でも理解しました。

現在は就労A型事業所に通っています。事業所に行ったからといってすぐに自分の状態が改善されるわけではないですが、今、いずれまた一般就労ができるようになるために訓練をしている途中です。

 

 

キレる、泣きわめく

私は今年で32歳になりますが、仕事を始めるとキレるし泣きわめくんです。若くないこんなおばさんがその状態ではお手上げですよね。

そうしたくはないんです。けれどその時は感情を自分がコントロールできずに爆発してしまいます。

最近はキレるのは抑えられるようになりました。が、結果すべての感情が泣くことに流れていくようになりました。

仕事ができなくて悔しい、人間関係がうまくいかなくて悲しい、体調が悪い自分が許せない、なんでもかんでも気にして泣いてしまうんです。

しかも、しくしく…ではなく、うわああああん、と大泣きしてしまうから余計にお手上げです。

そうしてそれは突然なんの前触れもなくやってきます。一回スイッチが入ってしまうと立ち直れず、残るのは恥ずかしさと後悔。

居にくくなって出勤ができなくなり退職という流れです。

 

私は何でもできるからどんどん仕事を任せて

就職はじめはいつでも躁状態なので、明るく動きもテキパキしています。

人間関係も人懐っこい私の性格からうまくいきますし、信頼もされやすいです。

意欲もどんどん上がり、とにかく何でもできるからどんどん仕事を任せてくださいと言わんばかりに積極的にアプローチしていきます。

そうすると上司はだいたい望み通りにたくさんの仕事を振ってきます。

これは見栄を張っているというより、本当に何でもできる、私輝いてる!という典型的な躁状態です。しかも本人は夢や目標へ近づいていくエネルギー溢れる充実した毎日に酔いしれていますし、鬱とは逆のプラスのエネルギーですから周囲の人はおかしいと気づきにくいのです。

この状態で自分の居場所を築いてしまうと、しばらくして疲労が出始め、あとは負担を感じるだけの地獄の職場へと化します。

 

休むにも限度がある

最初は周囲の人たちはとても心配してくれます。シフトの調整をしてくれ、急な欠勤にも対応してくれます。が、休むにも限度があります。風邪と違って一日二日で治らないこの双極性障害は厄介で、元気だったのに突如休み、かといえばすぐ元気に戻ってきたり。ずる休みや怠けだと思われ始め、休む回数も注意され、直接クビを言い渡されずとも周囲の白い目から逃れることはできずに退職となってしまいます。当たり前のことなのですが当たり前にできない、それが辛いです。

 

クローズorオープン

障害を申告しないで就職するか、申告して就職するか。申告したほうが自分には良いに決まっています。けれど現状、申告すればまず面接に合格しないでしょうね。なので私はずっとクローズで務めてきました。が、結局バレるのですけれどね。かといって障害者雇用は数少なき門です。どうしたらよいのか、途方にくれました

 

就労A型事業所

こうして私は履歴書には書ききれないほどの就職退職を繰り返してきました。はじめは1年なんとか続いた仕事も、2回目3回目と失敗するにつれプレッシャーから感情の起伏が恐ろしいほど激しくなり1日で辞めてしまうまでに至りました。もう完全に一般就労することはできなくなっていました。

そこで就労A型事業所へ通うことにしました。就労A型事業所は福祉サービスですが、雇用契約を結び最低賃金は保証されます。月6万円アルバイト程度のお給料は手に入ります。事業所にもよりますが、通院への理解があり、急な体調不良での欠勤も少しは認められます。もちろん仕事ですから頻繁に休むと解雇となりますが、理解があるのと無いのとでは大違いです。

私はまた恵まれとても環境の良い事業所へと通い始めることができました。

 

障害者が働くということ

普通に働く、普通に頑張る、それができる人たちからしたら障害者に特別配慮をして仕事をしていくことが面倒くさいかもしれません。けれど、障害がある人も働きたいのです。決して怠けたくて休んだりしているわけではないのです。

環境がとても大事だと思います。通院に理解がある、突発に休んでも対策がとれる。それだけでも私たちの心のプレッシャーは軽減されて、結果的に病状と勤務状況の改善に繋がるものと思っております。

今、精神障害に悩む人たちが増えたと感じます。もちろん病気の知名度が上がったこともあるでしょうが、私たちの働き方、勤務環境がそういった時代を作ってきているのではないでしょうか。

双極性障害にしろうつ病にしろ、いつだれが発病するかわからないものです。

みなさんが予備軍だとも言えるかもしれません。それならなおさらこれからのことを考え働くということに関して改革が必要なのではないでしょうか。

今障害を抱えている人だけではなく、これからを働いて生きていく人みなさんのために。

 

時代は変わりゆきます。女性の社会進出、育児や介護、労働者の高齢化に障害をもった人たち。これから世界にも胸を張れる日本の労働環境改善を期待します。